らいあんさんの日常

ネガらないように気をつけて生きるらいあんさんの日常記録

四月は君の嘘

アニメ感想回。
今回は漫画原作の「四月は君の嘘
フジテレビのノイタミナ枠で2クール使って放送された大ヒット作品。実写映画化もされた2014年の作品。
まずは雑なあらすじ紹介。
少年は少女と出会い、演奏家になる。
あらすじ紹介以上!

いつも以上に雑な紹介だけど、あんま調べずにさっさと観たほうがいい作品。中学生の少年少女たちの青春群像劇。もうね、ボーイミーツガールなんですよ。素晴らしいんですよ。思春期の子どもたちが刺激しあい成長する。その姿に涙を流さずにはいられない。そんな作品。

ってわけでそろそろネタバレ全開で語らせてください。
以下ネタばれ満載感想。



映像化されたことによって演奏を音として楽しめるのが、この作品の強みだと思う。演奏シーンがストーリーと相合わさって身震いするほどの仕上がりになっているのが良い。
4話、主人公有馬公正とヒロイン宮園かをり、一度限りの二人でのコンクール。
8話、井川絵見の公正への想いを込めた『木枯し』
18話、公正と凪の師弟でのワルツ連弾。
19話、相座武士渾身のショパンエチュード
印象に残る演奏シーンが多いんだけど、特に8話の木枯しが良い。8話はAパートで相座の演奏シーンもある。だけど、それをすべて喰うインパクト。公正に焦がれる想いを見事に響かせた屈指の名シーン。演奏シーン以外でも揺れ動く思春期の少年少女たちの心情が上手く表現されていて本当に良かった。足繁くかをりの見舞いに行く渡とか、公正とかをりが自転車の二人乗りしてキラキラ星を歌うシーンとか、最後の公式戦で暴走した椿を、公正が背負って帰るシーンとかもう挙げだすとキリがない。
本当に良かった。

ただ一言余計なことを言わせてもらうと、最終回の演奏に行く前に、かをりの死をはっきりと知っているという構成の方が良かったかなぁ。かをりの死を受け、公正が揺れ動きながら音を奏でてかをりの幻と二人で演奏するというシーンになっていたらと思わざるえない。
まぁそれでも青春群像劇として素晴らしい出来なのは間違いない。『嘘』を理解したあとにもう一度、作品を見直すとかをりのセリフ一つ一つに涙すること間違いなし。

#1 モノトーン・カラフル

#1 モノトーン・カラフル

  • 発売日: 2015/12/18
  • メディア: Prime Video