十二国記
過労死やらドラフトやら日本シリーズといった話題が多数ある中で今日もアニメ感想。
これも45話やってまだ未完。原作がまだ未完なので仕方がないですね。原作は小野不由美先生の小説(ライトノベルとはとても言い難い)1991年から刊行とのことなので25年前から続く超大作。それを2002年にNHKでアニメ化です。アニメでも14年前の作品。
まーこんだけ続くだけあって面白いです。歴戦のヲタ女のバイブルであることが多い。女性主人公だからか女性ファンが多い印象。
以下、アニメ版の大雑把なあらすじ
気弱な女子高生である主人公を、異世界から現れたイケメンが「お迎えにあがりました」といって異世界に連れてくお話。
あらすじは軽い感じで書いたけど凄い重厚なストーリー。ファンタジーだけど世界観をよく煮詰めていて、もっと世界観を知りたくなる。キャラより世界観で魅せれる稀少な作品。作品のイメージ的には中華風ファンタジーの銀英伝。
以下ネタバレありの感想。
主人公のストーリー的には39話でひと区切り。残りは延国の昔話。序盤はとにかく面白くないです。説明&説明。世界観に慣れるまで辛い。間を開けるとイミフになるので一気見がお勧め。
ただ世界観に慣れれば、これはもう人生訓。義務教育で見せるべきとさえ思う。人間の愚かさと美しさ。生きることの意味と責。そういったことを考えさせられる。中盤以降の主人公のひとり祥瓊(しょうけい)が、自分のせいじゃないといって逃げ回る姿は、思い当たる節が多々あり見るのが辛いくらいだった。中盤からの出番なのに祥瓊と鈴ちゃんは、作品的にもシナリオ的にもほんと良い仕事してる。
逆に序盤から出てるくせにケイキさんが使え無さすぎて笑う。御膳を離れず忠誠を誓うとか宣言しといて、速攻で主人公とはぐれる無能。更に敵方に捕らえられる無能。前王の選定も1年で王として仕事しなくなる人物を選んじゃう無能。色々うまく行きだしたと思ったら、自分の直轄地の管理ができてないことが発覚する無能。
展開的に迎えに来たイケメンとのラブロマンスになるのが王道なのに無能すぎて全くときめかない。まぁアニメ版は恋愛要素ほぼないですが。
あと浅野ぉ…。おまえはもっと重要ポジかと思ってたよ。
とまぁ色々語りたくなる良作。説明長いのが苦痛になることもありますが、十二分にお勧めできる作品。
十二国記でした。