一週間フレンズ。
今回はアニメの感想。
タイトルから見るのに泣く覚悟が必要そうと思いスルーしてきた一週間フレンズ。遂に視聴しました。
まず大雑把なあらすじ
一週間で友達との記憶が消えてしまう少女と、事情を知らず少女に恋する少年の話。
結論から書くと面白かった。大泣きさせて来るのかと思いきや割りとほのぼの系で意外と気楽に見れる。ただ奇抜な設定の割にインパクトが薄い。無難な優等生といった感じ。
気軽に見れるという点で、この作品に関してはインパクトが薄いのも評価点になるのかなぁ。
以下ネタバレ有り感想
まー最初に言いたいのは、これ記憶リセットじゃなく好感度リセットだよねと。日記に書いたから忘れても大丈夫!ってな感じで日記帳が万能アイテムになってるんだけども、物語終盤には日記帳が三冊ある。ここでヒロイン藤宮香織さんの月曜日を想像してみよう。
ヒロインの朝は早い。まず起きたら記憶にない貼り紙の指示で日記帳三冊を読まされる。そこには『友達』として付き合っている男に弁当を作るように書かれていて、日記三冊に目を通したあと弁当を作るのだ。更に驚くべきことに卵焼きの砂糖のグラム数まで正確に指示があり、ウインナーはタコ足にする必要がある。…細かい友人なのだろう。それでも藤宮香織は日記に印されていた唯一と言っていい友人のために弁当を作るのだ。
まとめると、起床→日記三冊読め→知らない男に弁当作れ→弁当の具材に指定あるから守れ。
まさに天使藤宮さんだから出来る所業。
まー日記三冊読んでる間に朝どころか月曜終わるってばよ。
と、いった感じで奇抜な設定の作品にありがちな粗が目立つ。まぁ一週間ごとに友達の記憶が飛ぶという設定の時点で無理があるのだが。この作品のポイントはそんな無茶設定の藤宮香織を受け入れることが出来るかどうかだと思う。多分、拒否反応でる人は少ないかな。可愛いし、ヒロインとしてほぼパーフェクト。可愛いし。(大事なことなのでry)
最後にこの作品で最もお勧めしたい部分のエンディング。
エンディング曲にスキマスイッチの奏をヒロイン藤宮香織役の雨宮天がカバーしている。もう素晴らしい出来で飛ばせないエンディングに仕上がっている。これだけでも視聴の価値がある。アニメの内容とも凄くマッチしていて、極端な言い方をすると、エンディングだけ見れば本編見なくてもいいくらいの仕上がり。
エンディングがこのアニメのもっとも良かった点と言って良い。最初にインパクトが薄いと言ったけどもエンディングだけは長く記憶に残ると思う。このエンディングを褒めるためだけに、わざわざ感想を書こうと思ったくらいにインパクトがあった。
ぜひ、エンディングだけでも見てほしい。そんな作品。一週間フレンズ。でした。
「奏(かなで)」(TVアニメ『一週間フレンズ。』エンディングテーマ)
- アーティスト: 藤宮香織(CV.雨宮天),大橋卓弥,常田真太郎
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2014/05/21
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