らいあんさんの日常

ネガらないように気をつけて生きるらいあんさんの日常記録

宇宙よりも遠い場所

青春!友情!そして旅!
もう私が好きな要素だらけの作品『宇宙よりも遠い場所』アニメ感想回!ちなみに宇宙と書いてそらと読む。2018年のオリジナルアニメで全13話!

とりあえず雑にあらすじ紹介。
女子高生が南極を目指す青春もの。
あらすじ紹介以上!

もうまずなんで南極?っていうとこから気になる。しかも文部科学省海上自衛隊やらの国家機関が複数制作に関わっていて、南極観測船しらせが3Dで登場する力の入ったアニメ。で、肝心の内容ですが、王道な青春もの。夢に向かって真っ直ぐ突っ走る。青春もの好きなら気持ち良く観れる作品。視聴後は晴れやかな気持ちになること間違いなし。唯一気になったのは主要な登場人物が全員女性で、そこは気味悪さを感じたけど、それでも非常に出来が良くて終盤の11話12話13話と連続して涙ナシには観れない。特に12話はボロ泣きだった。というわけで、そろそろネタバレ全開で書きたい。
以下ネタバレ有り感想


まず、この作品の凄いところは玉木マリというキャラクターを主人公に据えたことだと思う。この子はストーリー上、南極に行くのに全く関係がない。キッパリ言うと部外者。「母の死んだ南極大陸へ行く」という判りやすいストーリーになる小渕沢報瀬を主人公にした方がわかり易かったと思う。そう作られていないのが凄い。

そして、三宅日向という登場人物の設定が凄い。高校中退のフリーター。前述したように、このアニメは文部科学省が協力してる訳ですよ。そこに高校中退のコンビニバイトの少女が登場する。しかも退学理由がイジメ。いやもう凄い。ストーリー的にも謝罪に来たイジメの相手を許さないで、後悔を抱えて生きろ!と突き放す(報瀬が勝手に言うだけだけど)。最高にロックで強いメッセージ性のあるキャラクター。文部科学省さん怒ってない?と心配になるくらい凄いキャラクター。

最後に12話が凄い。
12話は報瀬が遂に母の最期の地に辿り着けたという文字にすると王道な話な訳だけど…なんだよ!あのメールを大量受信するシーン!止まった時が動き出すような、淀んでいた水が流れ出すような、報瀬の母への想いが溢れだすような!!!
もうね、その前のキマリたちが遺品を必死に探すとこでこっちは泣いてんだよ。そこにこのメールの演出よ。もう号泣でした。数あるアニメの泣かせシーンの中でもNo.1の演出だと思う。

みんな、南極に青春しにいこ?

STAGE1 青春しゃくまんえん

STAGE1 青春しゃくまんえん

  • 発売日: 2018/01/10
  • メディア: Prime Video