らいあんさんの日常

ネガらないように気をつけて生きるらいあんさんの日常記録

明日の子供たち

本日は読書感想。
またしても有川浩大先生でございます。
児童養護施設を舞台にした2014年の作品。

では、まずは雑なあらすじ
営業マンとして働いていた青年が仕事に希望とやりがいを求め、テレビで影響された児童養護施設に転職する。まぁ当然テレビと現実は違うわけで……。
というお話。

もうThis is the 有川浩。お仕事小説に甘めの恋愛要素入れつつ、格好いい人生の先輩もいつつと有川浩要素満載で素晴らしい。有川浩入門にもお薦め。
感じは「空飛ぶ広報室」と「フリーター家を買う」を足して2で割った感じ。とりあえず手放しで面白い。

ネタバレあり感想。
最後の奏子の手紙のくだりいらねーだろと思って調べたら、この部分はフィクションだけという訳じゃなく、本当に児童養護施設から手紙が来たのがきっかけで本書が創られたそう。読者サービスいいね!
まぁとにかく久志と奏子の恋にキュンキュンする。ただ、90人いる割に出てくる子供たちの数が少ない。でも、登場人物を深く掘り下げなきゃ面白くないだろうし、難しい按配だったんだろうなぁ。まぁそのあたりは三田村くんの恋の進捗も気になるし、有川先輩、続編でいかがでしょうか?といった感じ。
ほんとコケない素晴らしい作家さま。エンタメ小説なら有川浩