らいあんさんの日常

ネガらないように気をつけて生きるらいあんさんの日常記録

ショーシャンクの空に

本日は映画の感想。
タイトルは「ショーシャンクの空に
感想から言うと素晴らしい。
伝えたいメッセージと物語が上手く同居している。あらすじも語るけど、そんなものは読まずに今すぐ作品を観て欲しい。
予備知識なしで観た方が楽しめる。

以下、ネタバレ含む解説。
では、まずあらすじ。
タイトルの「ショーシャンク」これは刑務所の名前。
主人公のアンディは冤罪で終身刑に科され、ショーシャンクの刑務所に収監されます。
物語としてはこのアンディがショーシャンクの刑務所を出るまでを描いた作品です。
刑務所内で様々な逆境が訪れますが、知的に跳ね返してラストはショーシャンク刑務所を脱獄するという活劇じみたあらすじの本作。

しかしこの作品を名作だと言いたいのは、この物語じゃない。物語に含まれるメッセージ。その伝え方が秀逸。
終身刑の抱える問題点。
・刑務所という密室空間ならではの抱え得る闇。
・司法の判断全てが本当に正しいのかという問題提起。

こんな重たいテーマを扱っていながら、息苦しさを感じさせない。
もちろん考えさせられることは多々あるけども。そんなバランスが素晴らしい。

日本でも民主党法務大臣が死刑執行の書類にサインせず死刑制度が一時期話題になったけど、終身刑だって万能じゃない。
刑とは何か。刑務所を出たあと再犯が多いのは何故か。本当に色々考えさせられる。けど映画としても面白い名作です。

ショーシャンクの空に [DVD]

ショーシャンクの空に [DVD]