らいあんさんの日常

ネガらないように気をつけて生きるらいあんさんの日常記録

青空エール(実写)

2016年公開の実写映画。
原作は同名の少女漫画で全19巻。土屋太鳳と竹内涼真の主演で描く青春群像劇。
主演二人以外の演技も光る名作。

では雑なあらすじ紹介
甲子園での応援に憧れて、吹奏楽部の超名門高校に入ったヒロインつばさ。当然、吹奏楽部に入部しようとするのだが、超名門の吹奏楽部に素人が混ざることは安易ではなかった。それでも竹内涼真が演じる野球部員山田大介とお互いの『夢』を支えあい成長していく。

以下ネタバレありの感想。

もう見る前から想像付いてるんだけど、とにかく泣かせてくる。ストーリー自体はチープ。何番煎じだよと思うようなシナリオ。だが、それを感じさせない役者の演技と演出が見事。特に小島藤子志田未来の先輩役二人がハマり役で、序盤のストーリーを支えている。
時が移り主演の二人が『先輩』になっても脇を固めるキャラクターたちが輝き物語に熱を持たせ青春群像劇としての質を高める。
例えば嫌味な吹奏楽部員の水島(葉山奨之)は吹奏楽部の部長として活躍するし、おちゃらけ担当の城戸(堀井新太)は野球部のエースになる。それ以外にも先生役の上野樹里や後輩マネージャー役の平祐奈など本当に脇を固める人物の描写と演技が見事。
本当に素晴らしい青春群像劇。
役者、演出、脚本。全て高いレベルにあり、日本映画の名作としてお薦めしたい作品でした。